Wed, Feb 15, 2017
8時起床. 昨夜コードを書いていたらそのまま椅子で寝落ちしてしまった.
時系列勉強会でハミルトン上巻の8章(時系列モデルに対する最小二乗法関連の話)を読んだ. その際, 「AR(1)モデルのパラメータをOLS(ordinary least squares)で推定しても不偏推定量にはならない」という点でハマった(後述).
コアエコノメの成績が開示され, 無事Aであった. ただしAは9位〜18位相当ということなので, 今後他の大学院に行くのであれば再履修する必要があるかも. 同ゼミの某氏はA+だったようだ. さすが.
その後エコノメのTAの方と話したら, ネットワークの勉強会に誘ってくださった. ありがたや.
オーストラリアの件とは別件で, 3月26日〜31日までプノンペン(カンボジア)に行くことになった. たまに顔を出しているNPO法人で今年度分のチケットが余ったので, ということだそうだ. 航空券, ホテル, ビザ, 保険その他の交通費等を負担してくれるらしい.
AR(1)モデル:
の係数を素朴に最小二乗法で推定すると, OLS推定量は一致推定量だが, 不偏推定量ではなくなるらしい.
データが0期〜T期まであるとすると, OLS推定量は
を与えるとなる. いま
とおけば, 真のモデルと最小化問題は
となる. についてF.O.Cを解けば,
がの一致推定量であることは, を仮定すれば, 大数の法則から
よりわかる(ただし2番目と3番目はデータがiidでなく, それ用のLLNが必要).
以下2017/2/17改訂
一方でがの不偏推定量にならないのは, とが相関していることに起因する. 具体的には
のようになる. と以降のクロス項がでてきているので結果はになりそうもないが, 実際にどの程度のbiasがあるのかはわかっていない.
ちょうどAR(1)のOLS推定量のbiasを解析する論文を見つけたので, あとで読んでみる.
ところではてなブログ, 数式がものすごく書きづらい. 例えば &= で式の位置を縦に揃えることができない. なんとかしたいが……